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革修理ブログ
2024/08/14
【Louis Vuitton ベルト 修理】 ルイ ヴィトン エピ ベルト穴の傷みの修理 バックル再メッキ加工
こんにちは
革研究所 世田谷店です。
ルイ ヴィトン エピ ベルトのご紹介です。
長くご使用されたベルトですがバックルに経年でついたキズが多く
革部も傷んでいます。
修理のご希望は
●バックルの再メッキ加工
●裏側のヌメ革部分の染みを目立たなくしてほしい
●ベルトの穴の傷みを直してほしい
となり全体を修理するご依頼をいただきました。
Before
After
Before 修理は最初にバックルを外して再メッキ加工を行います。
After
Before
After 再メッキにあたって下処理として研磨してキズをならし目立たなくします。
メッキの種類は「ロジウムメッキ」となり堅牢でキズが付きにくい特徴があります。
Before
After
Before
Before 留める位置は同じなので長いご使用で革が傷んでひび割れていました。
After 革の傷みが大きく革そのものを直すことはできないので裏に革を当てて接着し
強度を上げるとともに上下のステッチ線に合わせて縫製しました。
使用する革は同じヌメ革となりますので感じは合っています。
一枚革が入ると強度も上がりますので長く使えるようになりました。
After 縫製後同色で染め直しをしましたので色も同じになり修理跡はより目立たなくなりました。
Before ヌメ革の染み
After 革が劣化してひび割れした跡は残りますが染め直しでシミの跡は目立たなくなりました。
Before
After 再メッキ加工したバックルを縫製し取付しました。
ベルト穴位置の革が傷んで折れたようになっていましたがクセも戻りました。
表側の黒い部分はクリーニングした後クリアー塗装をしてツヤ感を均一にしています。
ルイ ヴィトンのベルトはバリエーションが多く素材も種類があるので修理のご依頼を
よくいただきます。
ベルトは洋服とは違い仕様や色の基本は変わらないので同じものを何年も使っている
方が多いのではないでしょうか。
長年使っていると気になってくるのは
●バックルのメッキのキズや腐食・メッキのツヤ感の鈍り
●ベルト穴の傷み
●長さが合わなくなった
などがありますがご依頼のベルトも長さは問題ないのですがバックルにキズも多く
革部も傷んで全体に使用感が出た状態でした。
ベルトは毎日するもので体の真ん中で人目にも触れるので使用感があると
気になってしまいます。
お仕事などの場ですと一層だと思います。
お客様は修理したいと業者を探されたそうで当方のルイ・ヴィトンのベルトの修理ブログを
ご覧になってご遠方よりお問合わせをいただきました。
ご依頼はバックルの再メッキ加工と革部裏側のヌメ革のシミが気になるので
目立たなくしてほしいとのご希望でしたが固定するベルト穴の革が傷んで
ひび割れ将来的に切れるなどして使用に差し障ることが考えられましたので
ベルト穴周りの補強をいたしました。
修理は最初にバックルを取り外して再メッキ加工を行います。
バックルなど使用頻度も高く日々すれる・あたるなどがあるものは強度が必要になりますので
メッキの種類は「ロジウムメッキ」となります。
特徴として変色しにくく耐久性がありキズがつきにくいメリットがありベルトのメッキには適しています。
再メッキ加工にあたり研磨して付いたキズをならしますのでおおむね目立たなくできます。
再メッキ加工をすると新品時と同じような輝きまで戻すことができ見映えが格段に変わります。
メッキ加工が終わるとベルト穴回りの修理に移ります。
傷んだ箇所は裏側ということもあり見えない位置なので薄い革を当てて接着し
上下を今あるステッチ線を使って縫製し固定する方法にしました。
貼る位置のイメージはこのような感じとなります。
今回宅配便でのご依頼でしたので上記のイメージをお客様に写真をお送りして
修理内容と仕上がり感をご説明して了承をいただき進めました。
一枚革を当てて接着しましたので強度も出て耐久性は上がり
劣化の進行は抑えられましたのでより長く使っていただけるようになりました。
●再メッキ加工
●ベルト穴周りの補強修理
を同時進行し再メッキ加工終了後バックルを縫製して元に戻しヌメ革部分の染め直しを
して完成となります。
通常より納期が長くかかる修理でお待たせしましたが
手を入れられる部分は直しましたので使用感も薄れ気分よく使って
いただけるようになりました。
お客様にも仕上がりをたいへん喜んでいただくことができました。
ご依頼をいただきありがとうございました。
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