革修理ブログ

革修理ブログ

全てのブログ

2024/12/02

【Louis Vuitton ベルト 修理】ルイ ヴィトン ベルト バックル 黒いメッキをシルバーメッキにカラーチェンジ

こんにちは

革研究所 世田谷店です。

 

ルイ ヴィトン ベルト バックルのご紹介です。

元々黒いメッキが施されたバックルですが長年のご使用で角がすれて真ちゅうの下地が出ており

すれキズも目立ち使用感がありました。

お客様は再メッキできないか修理業者を探され当方のルイ ヴィトンの再メッキ加工の修理ブログに

行きあたったそうでお問合わせをいただきお持ち下さいました。

ご希望は同じ黒ではなくシルバー色にカラーチェンジ(色替え)してほしいとのことで

修理を承りました。

 

Before  

 

After  

Before   

After 

Before メッキがはげて下の真ちゅうの色が出ていました。

  

After   

Before 

After

Before  

After    

After 

 

ルイ ヴィトンのベルトはバリエーションが広いのでいろいろな種類の

バックル・ベルト部分の色や素材がありますがその中の「LV ディメンション」というシリーズの

ベルトのバックルになります。

 

ルイ ヴィトンのベルトのバックルの再メッキ加工のご依頼をよくいただきますが

ベルト幅は40mmとなり幅に対してそう大きくないサイズ感のバックルになります。

 

ご依頼のバックルですが元は黒色メッキでご使用で角がすれてメッキがはがれ

下地の真ちゅう色が出た状態でした。

ベルトは体の中心にくるのでお仕事の場ですと人目にも触れますし

一目でブランドが分かるものにキズや使用感があるとやはり気になってしまいますよね。

 

お客様は黒いメッキではなくシルバー色への変更がご希望でしたが

再メッキ加工の場合

シルバー → シルバー

ゴールド → ゴールド

の同じ色でしたら下処理で研磨してキズや打痕をならし再メッキ加工となりますが

今回のように黒い色からシルバー色へ違う種類のメッキに変更することは可能ですが

再メッキにあたり現状のメッキの膜をすべてはがさないと加工ができませんので

通常より手間と工数がかかります。

 

剥離する方法は「サンドブラスト」処理となりますが通常の再メッキより工程が増える分

費用は割高になります。

 

「サンドブラスト」処理で圧をかけてメッキの膜をすべてはがすので

膜上についていたキズやすれは無くなりはがした後に研磨して表面をならしますので

よほどの深いキズ以外は残りませんので仕上がりよくできます。

 

黒いメッキをはがした後シルバー色の再メッキを行います。

メッキの種類はいろいろありますがベルトなど使用頻度も高く強度を求められるものは

「ロジウムメッキ」となります。

変色しにくく耐久性もあるのでキズが付きにくくベルトの表面処理には適したものとなります。

 

再メッキ加工をすると新品時と同じような状態まで戻すことができます。

照明を当てて見るときれいになったことがよく分かります。

 

 

元々光沢のあったものに輝きが戻るとまた気持ちよく使えます。

お客様にも仕上がりをご覧になってたいへんご満足をいただくことができました。

お待たせしましたがご依頼をいただきありがとうございました。

 

修理は傷みが少ない内が仕上がりもよくでき費用を抑えることができます。

傷み始めたら早めのご依頼をおすすめいたします。 

 

バッグ  かばん 財布 靴 革ジャン 革衣類など革製品の

修理 補修 染め直し 縫製やファスナー交換を承っています。

エナメル素材も対応いたします。

 

革のことなら

革研究所 世田谷店にお問合わせください。

 

東京都世田谷区新町2-17-9

TEL:03-6426-8548

info-setagaya@kawa-kenkyujyo.net

 

ご来店は13-18時で承っております。

事前にご都合を連絡していただけますようお願いいたします。

定休日:火曜日