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2025/08/15

【Hermes ベルト 修理】 エルメス ベルト よくある修理のご紹介

こんにちは

革研究所 世田谷店です。

 

エルメス  ベルトのご紹介です。

 

エルメスのベルトはデザイン・素材のバリエーションが多く人気のあるアイテムなので

修理のご依頼をよくいただきます。

 

修理の内容は

① バックルの再メッキ加工 シルバー 金メッキ

② ベルトの革の部分の長さ調整 

③ ベルトの革の縫製箇所のステッチ切れ コバ面の樹脂の再生

④ ギボシなどのパーツの作成 

がありますが一番多いのは

①のバックルにキズがついてしまったなどできれいにしてほしいとの内容で

デザインはやはりHのイニシャルをあしらった「コンスタンス」のタイプとなります。

 

①バックルの再メッキ加工

シルバー色ですがメッキの種類はいろいろありますが「ロジウムメッキ」を行っています。

特徴として変色せず耐久性があるのでキズがつきにくくベルトなど毎日使い

ご使用ですれたり当たったりする使用条件の厳しいものに適しています。

 

   

Before  状態はいいほうですがキズがあると目立つので気になってしまいます。

After

Before  

After

After

Before  

After  裏側はホーニング加工をして再メッキを行います。

 

ヘアーライン仕上げされたバックルの再メッキ加工

Before   

After  

 

ヘアーライン仕上げの場合

下処理で今ある再メッキを剥離処理してはがした後研磨してキズや打痕をならし

その後ヘアーライン加工を施して筋目を再現してから再メッキ加工を行います。

Before    

After   

Before   

After

 

ゴールドの再メッキ加工

ゴールド色は14金 18金 24金の種類がありますがバックルの場合24金となり

三種類の中でも24金は色が一番濃くなります。

シャネルのバッグなどの金具などの場合も同様になります。

 

Before

After 

Before

After

Before

After 

 

再メッキ加工ですが腐食やキズがあっても剥離処理・研磨作業を行いますので

見た目に難がある状態でも新品時と同じくらいの輝きまで戻すことができます。

 

Before

After 見た目が大きく変わりきれいな輝きが戻りました。

 

再メッキ加工ですがお引き受けできる条件として金具単体にしてお渡しいただけることとなります。

「コンスタンス」のバックルは容易に外せますが「アピ」などベルト本体に縫製して留めてある場合は

再メッキ後に元に戻す縫製料金が別途かかります。

 

Before

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After

Before

After

Before

After

 

② ベルトの革の部分の長さ調整 

ベルトの長さ調整ですが多いのはプレゼントされたり譲り受けられたものの長さが合わないので

短くしてほしいとの内容が多いです。

穴を増やすことで調整可能な場合も多いですがそれでも合わない場合や

穴の数はできれば増やしたくないなどの場合は

バックルを固定する側をカットして縫製・穴あけ・縫製・コバ処理をして長さを合わせます。

 

Before  20cmカットした事例

After

 

リバーシブルのタイプなど表裏の糸の色が違う場合 糸の色は合わせます。

多少のフリーハンド感はでますがバックルを付け身に付けるので分からない箇所ですので

問題はありません。

 

③ ベルトの革の縫製箇所のステッチ切れ コバ面の樹脂の再生

 

Before  一見して問題はなさそうでした。

Before  バックルを留める位置の糸がすり切れていました。

After 

After ステッチ切れの箇所を縫製後 コバの全面の樹脂を再生しました。

After

After

After

 

ベルトは毎日のように使いすれるのでコバ面は体重がかかることもあり傷みやすいです。

樹脂の再生は時間がかかりますが丈夫なコバ面が再生できました。

 

④ ギボシなどのパーツの作成 

こちらの依頼はそう多くありませんがギボシ(革部の穴に差しバックル・ベルトを固定するパーツ)が

取れてなくなったしまったそうでギボシを作成して溶接留め・再メッキ加工を行った事例になります。

 

Before 使用感は少ないものでした。

After 裏側のギボシがありません。

右側のサイズは違いますがギボシのサイズを採寸して合わせました。

 

After

オリジナルはギボシの根元がネジになって固定する仕様でしたが同じにすると費用もかかるので

溶接して固定しました。

After

Before

After ギボシを溶接した後 24金の再メッキ加工をして仕上げました。

 

今回のご紹介はエルメスでしたが他のブランドにも対応いたしております。

ベルトは一日で使用する時間も長いので難があると気になってしまいますし

体の真ん中にくるので人目にも触れることもありいい状態で使いたいですよね。

お持ちのベルトでお困りのことがございましたらお気軽にお問い合わせください。

 

バッグ  かばん 財布 靴 革ジャン 革衣類など革製品の

修理 補修 染め直し 縫製やファスナー交換を承っています。

エナメル素材も対応いたします。

 

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東京都世田谷区新町2-17-9

TEL:03-6426-8548

info-setagaya@kawa-kenkyujyo.net

 

ご来店は13-18時で承っております。

事前にご都合を連絡していただけますようお願いいたします。

定休日:火曜日

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