革修理｜東京都 世田谷区の革修理なら革研究所 世田谷店

こんにちは

革研究所 世田谷店です。

 

ゴヤール サンルイ トート バッグのご紹介です。

長年使っているそうですが持ち手の樹脂が溶けてベタつき服に付くようになってきたので

修理してほしいとのご依頼です。

合わせて樹脂コーティング部分が汚れていてクリーニングのご依頼もいただきました。

 

Before　バッグ本体の樹脂コーティング部分が汚れて黒ずんでいました

After　クリーニングして防汚施工のクリアー塗装をしました。

　　　　相当汚れていましたが汚れも落ちパターンがはっきりしました。

Before

After　汚れが取れて色が明るくなりました。

Before

After

Before　持ち手根元は細いので負荷がかかりやすく樹脂がひび割れていました。

After　ひび割れも目立たなくなりました。

Before

After

右半分　クリーニング後  左　クリーニング前

相当汚れているのが分かります。

右半分　クリーニング後　底面

底面は置くときに触れるのでどうしても汚れてしまいます。

 

ゴヤールのサンルイのトートバッグは軽くて物が入れやすく量もたくさん入るので

使いやすく重宝するので使う機会が多いとご依頼のお客様にお聞きする機会があります。

色やサイズのバリエーションもたくさんあるので複数お持ちの方からのご依頼も

よくいただきます。

 

ご依頼のサンルイのトートバッグですが持ち手の樹脂が劣化してベタつきがあり

溶けたようになっていました。

肩にかけると洋服に溶けた樹脂が付いてしまうので困っていたそうで

気に入っているバッグなので修理できないか業者を探され

当方のゴヤールのサンルイバッグのベタつき修理事例のブログを

ご覧になってお問合わせをいただきました。

 

サンルイのトートバッグのベタつきの修理のご依頼はとても多くいただきますが

バッグは毎日欠かせないので気持ちよく快適に使いたいですよね。

 

ベタつきの主な原因ですが作られた国と日本の気候が合わず樹脂が劣化して

溶けてしまうことになります。

夏場の暑い時期は気温が上がるので劣化の進行は顕著になりご依頼もとても多くなります。

一度樹脂が劣化して柔らかくなると冬場など一時的に若干治まることは

あっても元の状態に戻ることはありません。

 

修理ですが傷んだ樹脂をできるだけはがして新しく樹脂を再生する方法になります。

樹脂の再生ですが黒以外は元の樹脂の色に色合わせした塗料を作り樹脂と混ぜて

塗布していきます。

樹脂は最初は液状ですので一度には厚みが出ず塗布と乾燥を繰り返しある程度

厚みが出たら研磨して形を整えていきます。

ゴヤールのバッグもコバ面は幅もあり長いので時間のかかる作業となります。

 

当方の樹脂は強度がありますので一度塗布するとはがれることはありません。

側面左右の樹脂を再生しますので快適にお使いいただけるようにしてお届けいたします。

 

ご依頼のバッグは本体のコーティング部分が汚れていましたので

合わせてクリーニングのご依頼をいただきました。

 

クリーニングは洋服のように丸洗いではなくクリーナー液を使って

汚れを浮かすようにブラッシングしていきます。

相当汚れていましたが黒ずみも取れ色合いとゴヤールの模様とパターンがはっきりしました。

 

気になる点は改善できましたので気持ちよくお使いいただけるようになりました。

お客様にも仕上がりを喜んでいただくことができました。

ご依頼をいただきありがとうございました。

 

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