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革修理ブログ
2023/11/17
【レザージャケット 修理】YOHJI YAMAMOTO by ダイネーゼ レザージャケットの日焼けを目立たなくしました
こんにちは
革研究所 世田谷店です。
Yohji Yamamoto by DAINESE レザージャケットのご紹介です。
使用感も少ないレザージャケットですがハンガーにかけて
クローゼットにしまわず保管していたそうですが気付いたら日焼けしており
色が抜けてしまいまだらになって着ることができないので
目立たないよう修理してほしいとのご依頼をいただきました。
Before 正面から見ると分かりません
After
Before 左袖の日焼け
After
After 分からなくできました
Before
Before 近くで見るとふくらんでいる箇所が日焼けしていました
After 修理していない箇所とも差がありません
Before 肩周りの日焼け
After
Before
After
Before 逆側も日焼けしていました
After
Before 袖口まで日焼けして範囲が広いです。
After 分からなくできました
ヨージ ヤマモトは言わずと知れた日本の有名なデザイナーで
世界的なブランドですよね。
そのヨージ ヤマモトがイタリアのモーターサイクルや自転車などのライディングウェアや
プロテクターなどの製品の生産を手掛けるDAINESE(ダイネーゼ)というブランドと
コラボレーションして作られたレザージャケットだそうです。
お客様によると限定品で30着しか作られなかったモデルとなりその一着だそうです。
革は重厚な牛革ですがしなやかさもありデザインもモーターサイクルよりではなく
ジャケット仕様のかっこいいものでした。
お客様はハンガーにかけてクローゼットにしまわずにいたそうですが秋口になって
見たところ左肩周りが日焼けしていることに気づかれたそうです。
おそらく細いハンガーにかけていたようで端の盛り上がった部分を中心に
腕・肩周りが特に日焼けしておりそのまわりも色が薄くなっていました。
革の質感を出すために染料を主として仕上げてあり染料は褪色しやすい
ことも原因の一つだと思います。
また正面からは見えづらい位置なので気づかなかったようです。
秋になるとこのような日焼けしたレザージャケットの修理依頼をいただきます。
革製品の保管の仕方にはやはり気を使われたほうがいいです。
お値段をお教え下さいましたがジャケットとして高額なものですので
さすがに見つけた時は相当ショックだったと思います。
とても気に入っておられたそうでいろいろ修理できないかと業者を探されたそうですが
部分日焼けの修理となると断られることが多く当方のライダースジャケットの
日焼けの修理ブログをご覧になってお問合わせをいただきました。
このような部分日焼けの修理ですが
黒い色ですが染料主体での仕上げということもあり同じ黒の塗料を塗布しても
色の感じの違いが出るなどして補修した箇所が残る場合があります。
また塗料の染み込みの差異が出てムラになる箇所が出る可能性もあります。
そのことを先にご説明をしてご了承をいただき進めました。
修理の工程として
①ケアされていて革に脂分が染み込んでおり クリーニングと脱脂処理をして
塗料を浸透しやすくする下準備
②黒の染料を筆で浸透させて染み込み具合や非施工面との色や感じの違いの確認
を行います。
②の工程ですが染料は一度の塗布ではまっ黒にできませんので回数を重ねて
周りになじむようにします。
ある程度染料でムラも出ず黒くできましたので次に
③黒の塗料+補修溶剤をスプレーガンで少しずつ塗布して周りになじむようにする
日焼けしているので黒に少量の白い塗料を混ぜてグレーよりにしましたので
色の違いが出ず目立たなくなりました。
④黒の顔料(油性)を塗布して色止めとツヤの調整
こちらも③同様に黒+少量の白の塗料を調合しました。
⑤仕上げにトップコートのクリアー塗装をジャケット全体に塗布して
全体のツヤ感を均一にする
となります。
修理を始める前は塗料の染み込みの差異でムラがでたり
目立たなくはなっても修理する箇所としない箇所の感じの違いが
出るのではという不安もありましたがそうならずに修理が出来
目立たなくすることができました。
これでまたお気に入りのジャケットを着ていただけます。
お客様もどこが日焼けしていた箇所か分からなくなったと
たいへん喜んでいただくことができました。
難しい修理でしたがご依頼をいただきありがとうございました。
修理は傷みが少ない内が仕上がりもよくでき費用を抑えることができます。
修理をご検討の方は早めのご依頼をおすすめいたします。
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