革修理｜東京都 世田谷区の革修理なら革研究所 世田谷店

こんにちは

革研究所 世田谷店です。

 

ボッテガ ヴェネタ コインケース財布のご紹介です。

素材は柔らかいラムレザー製

折れ曲がり部分がすれて両端の編み込みの革の傷みが目立ちます。

このまま使い続けると傷みが広がってしまうので修理してほしいとのご依頼をいただきました。

合わせてホックボタンの受け側が壊れて留まらないのでホック交換も行いました。

　

Before　小銭入れにカードホルダーの機能も付いたタイプでした。

 

Before　編み込み革の傷みに加え端のコバ仕上げの部分の革も切れていました。

Before　　革がすれて欠損しています。

Before　　

After　すれて欠損した革は修理で元に戻せないので

　　　　帯状の革で覆い強度を上げる方法で目立たなくしました。　

Before　

After　革は同じラムレザーではなく耐久性を考えて

　　　　丈夫な牛革を使用しました。

 

ボッテガ ヴェネタの財布やバッグの修理のご相談でよくあるのが

イントレチャートの編み込み革の傷みやパイピングの革の不具合などとなります。

素材は柔らかいラムレザー製のものが多く財布などは毎日使い頻繁に出し入れをするので

どうしても傷みやすいです。

 

ご依頼のコインケースも硬貨がたくさん入ることもあって重みが出るうえに膨らむので

ご使用やバッグなどへの出し入れで折れ曲がり部分がすれて両端の革が一部欠損した状態でした。

このような場合の修理ですが傷んだ革そのものを修理して元の形には戻すことはできません。

方法として

①傷んだ両端の革を切って新しい革をはめこんで接着して目立たなくする

②傷んだ箇所一列を新しい革に交換する

③傷みやすい箇所なので傷んだ箇所を部分的に直すのではなく

　上から帯状の革を当てて両端を内側に巻きこんで縫製する

の三つとなります。

修理の箇所が少なければ費用を抑えることができますが長く使っていくと

ご使用で同様の傷みが起きてしまう場合があります。

③の方法ですと帯状の革を縫製するために財布を解体・革当て縫製・戻す裁縫となり

費用はある程度かかる修理となります。

 

お客様に上記の修理内容と費用感を先にお伝えして進めましたが使いやすく気に入っているので

長く使えるよう多少デザインは変わっても丈夫な方がいいとのことで

③の帯状の革を当てて縫製強度を上げる方法でご依頼をいただきました。

 

革当て交換の場合使用する革は耐久性を考えて同じラムレザーではなく丈夫な牛革を使用します。

柔らかめの革ですので使い心地に差が出ることはありません。

 

革当て縫製修理で傷んだ箇所は覆われて目立たなくなり耐久性も上がりました。

多少の革の感じの違いは出ますが雰囲気を損なうことなく仕上っています。

気になる点は改善できましたのでまた長く使っていただけます。

お客様にも仕上がりを喜んでいただくことができました。

ご依頼をいただきありがとうございました。

 

ボッテガ ヴェネタのイントレチャートの部分的な傷みの革交換の事例

傷んだ二か所を新しい革に交換して全体を染め直ししました。

箇所が少ないと目立つことはありません。

 

Before

After

Before

After  傷んだ箇所のみカットして合うような小さい革をはめ込んで接着しました。

After 　凝視しないと分からないレベルで使用に問題はありません。

 

傷みが少ないうちに修理すると仕上がりもよく費用を抑えることができますので

傷み始めたら早めの修理をおすすめします。

 

バッグ  かばん　財布　靴　革ジャン　革衣類など革製品の

修理　補修　染め直し　縫製やファスナー交換を承っています。

エナメル素材も対応いたします。

 

革のことならお気軽に 

革研究所　世田谷店にお問合わせください。

 

東京都世田谷区新町2-17-9

TEL:03-6426-8548

info-setagaya@kawa-kenkyujyo.net

 

ご来店は13-18時で承っております。

事前にご都合を連絡していただけますようお願いいたします。

定休日:火曜日