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2022/07/07

【CHANEL バッグ 修理】 シャネル マトラッセ バッグ 古いバッグを染め直し+金具再メッキ加工でリフレッシュさせました

こんにちは

革研究所 世田谷店です。

 

シャネル マトラッセ チェーン バッグのご紹介です。

古いもので長年のご使用と経年で使用感もあり全体が色あせています。

シャネルのブランドロゴの金具やチェーンもメッキがはげたりツヤが鈍くなっているので

全体をきれいにしてほしいとのご依頼です。

 

Before 

After

Before 長年使うと革はテカリが出てしまいます。

After テカリも落ち着き自然なツヤ感になりました。

Before

After

Before

After

Before 四隅はすれて表皮がけずれ革の下地が出ていました。

After 部分的に補修しました。

    なくすことはできませんが荒れた感じは治まりました。

Before バッグを留めるつまみ金具の頭やシャネルマークのロゴは開け閉めで

     どうしても傷みます。

After 再メッキ加工をするとキズも目立たなくなり新品の時と同じような輝きに戻ります。

Before チェーンは革を外すとメッキのはげがよく分かります。

After こちらも元の状態とはぜんぜん変わりきれいな輝きになりました。

Before

After

 

シャネルのバッグを代表するアイコンのマトラッセのチェーンバッグですが長く作れられていて

色や素材のバリエーションも多いのでいろいろなバッグの修理のご依頼をいただきます。

色はやはり黒が圧倒的に多くチェーンバッグのオーソドックスなデザインのものとなります。

 

ここ数年古いマトラッセのバッグが人気があり専門に扱うお店もあるそうで

古いシャネルのバッグの修理のご依頼は年々増えていると感じます。

古いものを修理してまた使えるようにすることはとてもいいことだと思います。

 

若い女性の方がお母様やご親戚から譲り受けられたものを修理して

使いたいとお持ちになるケースが多く今回ご依頼の方も譲り受けられたものだそうです。

そのままでは使用感もあるので一度直して使いたいと修理できる業者を探され

当方のシャネルのマトラッセの修理ブログをご覧になってお持ちいただきました。

 

古いものの場合状態は様々ですが今回のご依頼の分は四隅のはげなどは

ありましたが大きな傷みはありませんでした。

長年大切に使われてきたことが分かるバッグでした。

 

マトラッセの修理ですが修理のご希望とご予算をお聞きしていろいろな修理内容のご提案をしています。

お客様は修理できる箇所は全部直してほしいとのご希望でしたので

・バッグ本体の染め直し

・チェーン部の革の染め直し

・バッグ留め金具+チェーンの再メッキ加工

の修理を行いました。

 

革部の修理ですが

①クリーニングして経年で付いた汚れや手あかなどの脂分をしっかり落とす

 古いものなので革を傷めないよう慎重に行います。

②四隅など部分補修の必要な箇所を先に修理

 表皮が削れて荒れた感じになっている箇所は補修溶剤を浸透させて

 乾いたら軽く研磨して荒れた感じを抑え周りになじむようにします。

③全体にも同様に革の補修溶剤を浸透させてすれを改善し表皮を形成する

④黒い塗料を塗布して色を均一にする全体の染め直し

⑤仕上げに色止め・ツヤの調整のクリアー塗装

 塗料の膜が一層できるので汚れが付きにくくなる防汚効果もあります

となります。

 

チェーン部の革も上記と同じ修理を行っています。

革質もよかったので補修剤の効果もよくご使用でついたテカリも落ち着いて

自然なツヤ感になりました。

 

再メッキですが革部の修理と同時進行して納期を短縮できるようにします。

再メッキをお引き受けできる条件は金具単体でお渡しいただけるものとなります。

シャネルのチェーンバッグの場合染め直しのために金具やチェーンを外し

バッグの留め金具もネジ式ですのでお引き受けしやすいです。

 

メッキは経年ですれたり経年劣化もあるので輝きはどうしても鈍っていきます。

再メッキすると新品の時と同じような輝きにすることができるので

長いご使用を考えるといっしょにご依頼されることをおすすめしています。

メッキ加工はいろいろ種類がありますがゴールドの場合

14金 18金 24金となりオリジナルのメッキ処理に合わせて選択しますが

シャネルの場合は18金 24金が一般的となります。

 

革部の染め直し・再メッキが終わるとチェーン部に革を戻し

シャネルマークの金具をつけて完成となります。

金具も輝き手を入れられる箇所は全部修理しましたので使用感は大きく薄れ

きれいに仕上がりました。

いい革を使ってていねいに作られたバッグなので修理で不具合を改善すると

革の劣化の進行を抑え長く使えるようになります。

 

気になる点は改善できましたので気持ちよく使っていただけるようになりました。

ご依頼をいただきありがとうございました。

 

革製品の修理 補修 染め直しなど革のことならお気軽に 

革研究所 世田谷店にお問合わせください。

 

東京都世田谷区新町2-17-9

TEL:03-6426-8548

info-setagaya@kawa-kenkyujyo.net

 

ご来店は13-18時で承っております。

定休日:火曜日

革修理対応製品

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店舗情報

革研究所 世田谷店

代表者 酒井 大亮
所在地 〒154-0014 東京都世田谷区新町2-17-9
※ご来店の際は事前にご連絡下さい。
TEL 03-6426-8548

対応エリア
東京都世田谷区近隣エリア

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