革修理｜東京都 世田谷区の革修理なら革研究所 世田谷店

こんにちは

革研究所 世田谷店です。

 

BOSS レザージャケットのご紹介です。

長年のご使用で全体が色あせ・色ムラになっている箇所が目立ちます。

使用感も大きくくたびれた感じなので着用できるように

修理してほしいとのご依頼です。

 

Before　色あせ・色ムラが目立ちます。

　　　　　このままでは着用するのがはばかられるのではと思える状態でした。

After

Before

After　黒い色もはっきりして均一になりましたので

　　　　使用感は薄れました。

Before　背中も同様で色がまだらになっていました。

After

Before

After　黒い色もはっきりしました。

Before

After

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After

Before

After

 

経年して色あせたりすれなどで傷みがあるレザージャケットや革衣類を修理して

きれいにしてほしいとのご依頼をいただきます。

着用シーズン前の10月頃からお問合わせをいただくことが増えてきますが

繁忙期に当たるので納期が通常よりかかり着用できる期間が短くなる場合がありますので

それを避けるためオフシーズンにご依頼をいただくこともあります。

 

ご依頼のジャケットですが元々の色はこげ茶色だったそうですが

長年のご使用で色あせして黒っぽくなっていました。

色ムラも大きくまだらになっておりこの状態だとさすがに普通に着用できないと思います。

ポケットや革の縫製面の際などは色が抜けて飛んだ状態でしたので

おそらくですがお客様ご自身で色あせを直そうと自己修理してうまく行かずに

ご依頼をいただいたのだと考えます。

 

ご依頼は男性の方ですが代理で娘様がご対応いただき修理のご希望を

お聞きして進めました。

このような場合の修理ですが内側のポケットの中などに元色が残っている場合が多いので

その色を基準にしますがその色もあせて残っていません。

お客様はこげ茶だったとおっしゃいましたが元の色が分からないので

ご相談をして仕上がりを良くできるよう現状見える黒にすることを

ご了承いただいて修理を進めました。

 

染め直し修理の工程として

・クリーニングして汚れや手あかなどの脂分をしっかり落とす

　経年しているので汚れているのでていねいに行います。

・裏地やポケットなどの非施工面に塗料がかからないようマスキング処理

　複雑なデザインで箇所も多いので時間がかかる作業です。

・黒の染料で下染めをしてムラを整えて色の土台を作る

　縫製面の下や端は色が入っていない箇所もありスプレーガンで

　塗装しづらい箇所に入念に色を入れていきます。

　下染めの状態である程度黒い色にできると本塗装の塗料の塗布の量と回数を

　少なくでき仕上がりよくできますので塗布と乾燥を繰り返し行いました。

・補修溶剤を浸透させてすれを改善し表皮を形成する

・黒の顔料（油性）で染め直しし色を均一にする

・仕上げに色止めのクリアー塗装を行いツヤ感の調整

　汚れがつきにくくなる防汚効果もあります

となります。

 

経年で革も脂分が切れてカサついていましたが補修溶剤の効果で

革に潤いも出てしっとりした感じになりました。

 

黒い色もはっきりして古ぼけた感じやまだらになっていて大きかった使用感は薄れました。

人目も気にならずまた着用できるような状態まで戻すことができました。

直す箇所も多く時間がかかりましたがお客様にも仕上がりを喜んでいただくことができました。

お待たせしましたがご依頼をいただきありがとうございました。

 

革製品の修理　補修　染め直しなど革のことならお気軽に 

革研究所　世田谷店にお問合わせください。

 

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ご来店は13-18時で承っております。

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