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2022/11/19

【Dior バッグ 修理】 ディオール エナメル バッグ ベタついて使えなくなったバッグを修理して改善しました

こんにちは

革研究所 世田谷店です。

 

ディオール エナメル バッグのご紹介です。

使用感も少ないバッグですがエナメルが劣化してしまいベタついて

ホコリがたくさん付着した状態でした。

このままでは使うことができないので修理してほしいとのご依頼です。

色をフォーマルにも使え洋服に合わせやすいよう

こげ茶から黒にカラーチェンジしてほしいとのご希望でした。

 

Before 

 

After

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After

Before

After

Before 側面にもホコリがたくさん付着していました。

After

Before この角度で見るとエナメル膜の劣化がよく分かります。

     包んでいた不織布の跡が付いてしまっている状態でした。

After

Before

After エナメルのツヤ感も出てきれいに仕上がりました。

Before

After

Before

 

After ショルダーストラップも施工して黒にカラーチェンジしています。

 

ディオールのカナージュのキルティングになったデザインのバッグのご依頼をよくいただきますが

シンプルですてきなデザインのディオールのエナメルバッグになります。

持ち手周りのブランドロゴが入ったゴールドの金具もエナメルの感じと合って高級感がありました。

 

ご依頼のバッグですが使用頻度は少なくあまり使っていなかったそうで保管していて

久しぶりに出したらベタベタしてホコリが全面につき使えない状態だったそうです。

 

お持ちいただいた際ベタつき・ホコリの付着に加えエナメルの滑らかな表面が

溶けたようになっていました。

 

この状態になると使うことはできないので気付かれた時は早々ショックだったと思います。

お客様は気に入っており使いたいので修理できる業者を探されたそうですが

当方のディオールのカナージュのバッグの修理ブログをご覧になってお問合わせをいただきました。

 

エナメル素材の財布やバッグがベタついて使えなくなったトラブルのご相談をよくいただきます。

エナメルは高温・多湿に弱くワードローブや押入れに入れてしまう場合

箱や空気の通らない袋にいれてしまうと夏場など高温になってしまうのでその状態が長く続くと

エナメルが劣化してしまい溶けたようになってべたつきが発生することがあります。

 

一度溶けると冬場など寒い時期は多少治まる場合がありますが劣化してしまったものは

元のようには戻りません。

 

このような場合の修理ですが付着したホコリを取り払い荒れた表面を

整えてならし染め直しの塗装で色を均一にしてエナメル塗装となります。

 

お客様はデザインはシンプルなので洋服に合わせやすくフォーマルにも使えるように

こげ茶から黒にカラーチェンジしてほしいとのご依頼でした。

 

このような状態になった場合の修理ですが

・クリーニングしてホコリをしっかり取り除く

 エナメルがベタつく場合付着したホコリを完全に取り除くのには

 一回のクリーニングでは収まらず時間がかかります。

 クリーニングすると多少ベタつきは改善できますがベタつきは残っていて

 空気中のホコリを吸いやすい状態なので修理をすぐに始めます。

・ホコリが取れたら表面を軽く研磨して荒れた表面のざらつき・段差をならす

 段差が残るとそのまま仕上がりに出てしまうのでていねいに行います。

・黒の塗料で色を均一にする染め直し

・エナメル施工

となります。

 

幸いバッグのガマ口のような金具はネジで止まっており取り外すことができるタイプでした。

表面もフラットでしたので荒れた面をならす作業がしやすかったこともあり

付着物や目立つ段差が残りませんでした。

エナメル施工ですがバッグは立体的になっているので各面のエナメルのツヤ感・厚みが

均等になるように経過を確認しながら行います。

 

エナメルのツヤ感も上がりきれいにカラーチェンジ・エナメル施工ができました。

ショルダーストラップもカラーチェンジしています。

もうベタつくことはありません。

 

雰囲気も大きく変わりましたので気持ちよくお使いいただけます。

黒い色のエナメルになると高級感も出るような感じになります。

 

お客様にも思った以上に仕上がったとたいへんご満足をいただくことができました。

ご依頼をいただきありがとうございました。

 

ご依頼をいただいたお客様にはエナメル素材は箱などにしまわず空気の通る場所で

他のものとくっつかないように保管するようにをお客様にお伝えしています。

ハンガーラックなどにかけて吊るしておくのもいいと思います。

 

革製品の修理 補修 染め直しなど革のことならお気軽に 

革研究所 世田谷店にお問合わせください。

 

東京都世田谷区新町2-17-9

TEL:03-6426-8548

info-setagaya@kawa-kenkyujyo.net

 

ご来店は13-18時で承っております。

定休日:火曜日

革修理対応製品

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店舗情報

革研究所 世田谷店

代表者 酒井 大亮
所在地 〒154-0014 東京都世田谷区新町2-17-9
※ご来店の際は事前にご連絡下さい。
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