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2022/12/13

【Bottega Veneta バッグ 財布 修理】ボッテガ ヴェネタ バッグ 財布 よくある【すれ・色はげ】の修理について

こんにちは

革研究所 世田谷店です。

 

ボッテガ ヴェネタのバッグや財布の修理のご紹介です。

ボッテガ ヴェネタの革製品の修理のご依頼をよくいただきますが

一番多い素材の革は柔らかいラムレザーやカーフレザーの

イントレチャートのものになります。

ボッテガ ヴェネタの革はいい革の質感が出るように繊細な仕上げになっており

角や当たる部分はすれやすいので経年やご使用で革や色がはげてしまい

目立つので修理してほしいとのご希望が特に多い内容となります。

 

すれや色はげの修理ですが

全体をきれいにする修理の方法として大きく二つあり(*除く部分補修)

●塗料を塗布して目立たなくする染め直し

●染め直しをしないで革の下地を補修して目立たなくする

となります。

 

【染め直しする修理】・・・すれ・色はげ・傷んだ箇所が多い場合 

●財布など全体がすれて色はげが激しい場合

●そこまではいかないものの革の下地が見えている箇所が多い

●元の色が薄くはげた箇所の色が濃くなったり黒ずみがある場合

などの通常の方法は「全体を染め直し」となります。

 

工程として大まかにいうと

●クリーニング

●傷んだ箇所を部分補修

●革全体の下地を補修

●塗料で塗装 ・・・染め直し 

●色止めとツヤの調整のクリアー塗装

となります。

 

事例として

Before 全体がすれて強い使用感があります。

After 経年で色あせもあるので内側の色あせが少ない箇所に色を合わせます。

Before 傷みの幅もありすれて革が欠損した部分があります。

After すれた箇所を接着して樹脂で埋めて形を整え丸みを出して周りになじむようにします。

Before 長いご使用で黒ずみや色のムラがあります。

After 色も均一になりました。

 

染め直しは上からの塗装になりますので色も均一になり

すれや色のはげた箇所は目立たなくなるので使用感も大きく薄れさせることができます。

ただ塗料を塗布するのではなく下処理として革の補修溶剤を浸透させて

すれや革質を改善して革に潤いを出します。

そのため経年して革の脂分が切れカサついた状態のものは

補修溶剤の効果で革がしっとりとした感じになります。

 

染め直しの施工にあたっての注意点として

染め直しにあたって黒以外 色合わせをして塗料を調合しますが

ボッテガ ヴェネタの革製品の色は特にですが微妙な色合いのものが多く

完全な同一色はできないので多少の色の相違が出ます。

 

また上から塗料を塗布しますので風合いや触感は若干変わります。

以上を先にご説明して予めご了承をいただき修理を承っています。

 

【染め直しをしないで革の下地を補修する方法】 ・・・すれや色はげが軽微な場合

財布は日常的に使い出し入れすることや触る頻度が多いので主にバッグで行う場合が多いですが

●すれや色はげはあるものの全体を染め直すまでではない状態のもの

●軽微な傷みで色の再現が難しい微妙な色合いのもの

●傷みを目立たなくしたいがオリジナルの色や風合いを保ちたい場合

などの場合染め直しをしない方法で修理を行う場合が多いです。

 

方法としてクリーニングまでは染め直しと同じですが

傷んだ箇所の革の荒れやささくれを研磨してならし

下地の補修剤で革部全体に潤いを出しクリアー塗装で仕上げます。

補修剤の効果で革はしっとりした感じになり柔らかくなります。

 

染め直しをしない補修の注意点として

●部分的な補色をすることはありますが塗料を塗布しないので

 色がはげて表皮がない箇所は目立たなくはなりますが跡は多少残る

●水分の染み込みで若干色が濃くなる

 などありますがオリジナルの色や風合いを残せるメリットがあります。

またご使用でついたテカリはおさまり自然なツヤ感になります。

 

染め直しをしない事例として

Before 全体がすれた感じで色ムラもあります。

After ツヤ感は落ち着き自然な感じで色ムラも治まっています。

Before

After

Before よくある四隅のすれ

After はげた箇所の跡は残りますが革に潤いが出て自然な感じになります。

Before

After

Before

After

Before 編み込み革は革の裁断面が少し持ちあがるのですれやすいです。

     薄い色の場合は使用感が増して見えます。

After

Before

After

Before

After 色合いは同じで変わらず傷んだ箇所が目立たなくなりました。

財布の場合

before

After

Before

After

 

以上

二つの方法をご説明しましたが状態によって修理の方法も選択ができる場合があります。

傷みが少ない場合・傷みが大きく使用感がある場合と内容はそれぞれですので

状態やご希望内容・ご予算に応じて修理方法の提案をさせていただきます。

 

革製品の修理 補修 染め直しなど革のことならお気軽に 

革研究所 世田谷店にお問合わせください。

 

東京都世田谷区新町2-17-9

TEL:03-6426-8548

info-setagaya@kawa-kenkyujyo.net

 

ご来店は13-18時で承っております。

定休日:火曜日

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※ご来店の際は事前にご連絡下さい。
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