革修理ブログ

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2023/01/19

【革衣類 修理】レザージャケット・コート・革ジャン 破れ・穴開きの修理

こんにちは

革研究所 世田谷店です。

 

冬場でシーズンということもあり革の衣類の

破れの修理のご依頼を多くいただきます。

破れ方にもいろいろありますので修理の事例と方法を

ご紹介します。

 

革の種類はここ最近ではラムレザーなど柔らかい

革の破れのご依頼が一番多いです。

 

【かぎ裂きなどの場合】

何かに引っ掛けて破れたかぎ裂きなどの場合

力がかからない箇所でステッチなどに干渉しない

単純な破れは裏に革を当てて接着して修理します。

 

破れた線がぴったり合えば線は残りますが

おおむね目立たなくできます。

Before

After

Before

After

Before

After

 

接着は裏に革を当てますので裏に革を貼った感じは多少出ます。

また押して接着するので革の感じがまわりと若干変わりますが

目立つことはありません。

 

注意点として

・革の色や仕上げが薄い

・表皮がすれている

などの場合 接着剤やクリーニングで水分を使うので

染み込みで線や周りの色が濃くなる場合があります。

やむを得ず事前にご説明して承っています。

 

Before

After

 

【ステッチに干渉している破れ 大きい破れ】

ポケットの周りなどで

・ステッチ線に近い

・ステッチ線が破れた

・大きい破れ

などの場合

力がかかる箇所は着用にあたって強度が必要になります。

そのため

・接着では十分でない

・接着修理が困難な箇所

・破れが大きく長さがある

などの場合

裏に革を当てて接着し破れた線の左右をミシン縫製します。

強度は取れますがステッチ線が表に出ます。

 

Before 

After

Before コート 背 裾の割れ部分

After

Before  大きな破れ

After

 

ステッチ線は残りますが破れに沿って縫製し

糸の色も合わせるので大きく目立つことはないと思います。

修理しないと着られないので接着のみでは十分でない場合

ミシン縫製となります。

 

【脇の下の場合】

破れで一番やっかいなのは脇の下など

ステッチ線に沿って大きく破れた場合です。

方法は

・裏地を大きく解いてミシン縫製ができるようにする

・破れた線を縫製 つまむ・内側に巻きこむなどして縫製

・裏地を再縫製して戻す

となります。

 

言葉で言うとそう難しくはなさそうですが

着用で一番力がかかるので強度が十分取れるように縫製し

かつ見映えに干渉しないように仕上げる必要があります。

素材の強度を考慮し補修跡ができるだけ出ないように

します。

 

Before

After

Before

After

 

つまむと内側に巻きこまれますので多少革が

つったようになる場合があります。

着用には問題ありません。

 

【革が欠損した破れ 穴開き】

襟まわりなどが多いですが穴が開いて革が部分的に

欠損してしまった場合

革そのものを修理はできないので合うような革を裏から当てて

接着する方法になります。

 

Before

After

Before

After

 

補修した箇所は出ますが傷みが広がることはありません。

 

修理は状態に沿って合う方法を選択しますが

・接着修理は破れた線が合えば目立たなくなるが着用には注意が必要

・ミシン縫製は強度は取れるがステッチ線は出る

となりますので事前にご説明して進めます。

 

ミシン縫製の場合

・裏地を解く

・縫製

・裏地を再縫製

となりますので接着のみの修理より費用はかかります。

 

破れて時間が経過すると革が縮むなどして線がぴったり

合わなくなる場合もありますので破れたら早めの修理を

おすすめします。

 

いずれの修理を行った場合でも修理後の着用には

無理をしないよう気を付けていただくようにお願いしています。

 

革衣類・バッグ・財布・革製品の

修理 補修 染め直し 縫製やファスナー交換など

革のことならお気軽に 革研究所 世田谷店にお問合わせください。

 

東京都世田谷区新町2-17-9

TEL:03-6426-8548

info-setagaya@kawa-kenkyujyo.net

 

ご来店は13-18時で承っております。

事前にご都合を連絡していただけますようお願いいたします。

定休日:火曜日

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店舗情報

革研究所 世田谷店

代表者 酒井 大亮
所在地 〒154-0014 東京都世田谷区新町2-17-9
※ご来店の際は事前にご連絡下さい。
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対応エリア
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