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2023/10/29

【PRADA 財布 修理】プラダ サフィアーノレザー 財布  色がはげて黒ずんだ財布をきれいにしました

こんにちは

革研究所 世田谷店です。

 

プラダ サフィアーノレザー 二つ折り財布のご紹介です。

元は発色のきれいなブルーカラーだったそうですが

ご使用と経年で角がすれ全体も汚れで黒ずんで使用感が出てきたので

修理してきれいにしてほしいとのご依頼をいただきました。

 

Before   

   

After

Before

After 

Before 

After

Before 色がはげて革の下地が見えていました

After 分からなくできました

Before ファスナーの引き手は丸くふくらんでいるのですれやすいです

After 

Before

After  

Before 角がすれて色が薄くなっています

After 

 

PRADAの革製品はたくさんのバリエーションがあるので財布やバッグなどの修理を

よくいただきます。

姉妹ブランドのmiumiuも同様です。

なかでも多いのはお持ちいただいたサフィアーノレザーというカーフレザーの型押しの

革のものとなります。

今回のご依頼の財布はシンプルなデザインですがご依頼で多いのは

真ん中に大きなリボンがついたものでさまざまな色の財布の修理をしてきました。

 

サフィアーノレザーは汚れがつきにくく丈夫で張りのある硬い革なので毎日使う財布には

適した素材となります。

特徴として型押しの凸と凹の部分の色が多少違い凹の方がやや色が薄くなっています。

そのため色に深みが出るのだと感じます。

ご依頼の財布ですが元は発色のいいブルーカラーだったそうですがご使用と経年で

角がすれ全体も汚れで黒ずんで使用感が出ていました。

硬い素材とはいえ財布ですので角は長く使っているとどうしてもすれていきます。

 

お客様は元のようなきれいな色に戻せたらと修理できる業者を探され

当方のPRADAの財布の修理ブログをご覧になってお問合わせをいただきましした。

 

修理は傷んではげた角を部分的に補修した後全体を同色で染め直しとなります。

染め直しですが注意点として先に触れましたがサフィアーノレザーの型押しは

凸と凹の色が多少違います。

染め直しは一色となりますので濃淡の再現は塗装ではできません。

黒の場合は問題がありませんがそれ以外の色合わせが必要な色は見える印象で

色合わせをして塗料を調合します。

そのため大きく感じが変わることはありませんが元の印象と若干感じが変わることを

先にご説明してご了承をいただき修理を進めます。

 

修理の工程ですが

・クリーニングして汚れや手垢など染み込んだ脂分をしっかり落とす

・軽く研磨して表面をならし塗料の密着性を上げる下準備

・非施工面のマスキング処理

   カードホルダーが多く後ろにポケットもあるので時間がかかります。

・角などすれた箇所に補修溶剤を浸透させ乾燥後軽く研磨して荒れた感じを抑える下処理

・全体を同様に革の下地を補修してすれを改善し表皮を形成する

・色合わせをして塗料を調合し色を均一にする染め直し

 クリーニングで汚れが落ちると色が明るくなりましたのでその色に合わせました。

・色止めとツヤの調整のクリアー塗装

 塗料の膜が一層できるので汚れがつきにくくなる効果があります。

となります。

 

色もおおむね合い明るい感じになりましたので使用感は大きく薄まりました。

気分も新たにお使いいただけます。

ご依頼をいただきありがとうございました。

 

今回のご依頼は同色での染め直しでしたが傷みが大きい場合や気分を変えたいなどは

カラーチェンジすることもできます。

カラーチェンジは基本薄い色から濃い色へが可能です。

黒やこげ茶・濃紺などは染料で下染めをした後本塗装ができるので

仕上がりよくできます。

 

黒へのカラーチェンジの事例

Before 立体的なリボンの部分はどうしてもすれてしまいます

After ただ塗装するだけではなく革の下地も補修するので革に張りが出ます

Before 左が元の状態 右がクリーニング後

薄い色の財布は汚れると使用感が出やすいです。

Before

Afer

Before 角はすれて表皮がなくなっていました

After 荒れた感じは多少残りますがきれいになります

Before

After 内側もカラーチェンジできます カードホルダーが多くマスキングに苦心しました

 

いかがでしょうか。

カラーチェンジすると使用感は薄れ雰囲気も大きく変わります。

財布は毎日使い人目にもふれるのできれいな方がいいですよね。

なかなか処分できない・捨てられない財布をお持ちの方は

カラーチェンジして再生する方法もありますのでお気軽にご相談下さい。

 

修理は傷みが少ない内が仕上がりもよくでき費用を抑えることができます。

修理をご検討の方は早めのご依頼をおすすめいたします。

 

バッグ  かばん 財布 靴 革ジャン 革衣類など革製品の

修理 補修 染め直し 縫製やファスナー交換を承っています。

エナメル素材も対応いたします。

 

革のことならお気軽に 

革研究所 世田谷店にお問合わせください。

 

東京都世田谷区新町2-17-9

TEL:03-6426-8548

info-setagaya@kawa-kenkyujyo.net

 

ご来店は13-18時で承っております。

事前にご都合を連絡していただけますようお願いいたします。

定休日:火曜日

革修理対応製品

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所在地 〒154-0014 東京都世田谷区新町2-17-9
※ご来店の際は事前にご連絡下さい。
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