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2023/11/23

レザージャケット・レザーコート・革ジャン の【 破れ 穴開き 袖口すりきれ】 修理

こんにちは

革研究所 世田谷店です。

 

レザージャケット・レザーコート・革ジャン・ダウンジャケットの

破れ 穴開き修理のご紹介です。

毎年秋口になるとご依頼が増えてくる革衣類の破れの修理ですが

破れ方もさまざまでその箇所や大きさによって修理の方法は

変わってきます。

以前と違って柔らかい革を使用した衣類が多いので

破れの修理のご依頼はとても多くなっています。

 

修理は大きく

①裏に革を当てて接着して目立たなくする

②裏に革を当てて接着した後 破れた線に沿ってミシンでステッチ縫製

の二つになります。

 

①の接着ですが破れた線がぴったり合うようでしたら線は残りますが

おおむね目立たなくできます。

 

袖周りや背などステッチされた箇所と離れていて力のかからない箇所の場合

①の接着縫製となります。

 

Before 大きな破れの場合

After 破れた線が合えば線は残りますが目立たなくできます

 

革を当てて接着する方法はミシン縫製より強度は取れませんが

大きく目立つことはなく費用も抑えることができます。

 

Before  

After 凹んだ箇所は破れの起点となり革が延びた跡です

 

接着は革を指で押して線を合わせるので押した感じや

当てた革の跡がうっすら残りますが目立つことはありません。

 

Before 背中の大きな破れ

Before 

After 破れた線は残りますがおおむね目立たなくできます

 

ダウンジャケットの破れ

ダウンジャケットは中に羽毛があるため接着修理する際

羽毛の復元力で破れた線が開いてしまう可能性があり

破れた線がぴったり合う場合でも接着剤の硬化中に少しすき間が

できてしまう可能性があります。

事前にご説明してご了承をいただき承っています。

Before

After

 

破れた箇所が

・ステッチ縫製に近い場所などで裏に革が入らない

・肩周りや脇の下など強度が必要な箇所

はミシン縫製となります。

ステッチ跡は出ますが強度が取れるので着用するのに問題はありません。

 

Before 長さは20㎝以上ありポケットのステッチ線に沿って破れていました

 

After  ステッチ線は出ますが正面ではないのでさほど目立ちません

 

肩周りの破れ

こちらも強度が必要なのでミシン縫製となります。

Before 

After 複雑な破れでしたが破れた線がぴったり合うとそう目立つことはありません

 

脇の下の破れ

やっかいな破れは脇の下のステッチに沿った破れとなります。

修理のために裏地を解かなければならず革が弱っていたり

革ののりしろが少なくその部分を使って使用に耐える強度が

出せるようにしなければならず難しい修理となります。

 

Before  破れた範囲も広く革も弱っていました

After 裏地を解いて破れた線より内側に巻き込んで縫製して強度を取りました

 

ポケットに何かを引っ掛けて大きく破れたものの修理を多くいただきます。

破れた範囲も広くポケットの縫製ステッチに沿った箇所もある場合など

裏地を解いて革を当てて接着しミシン縫製となります。

 

Before

After 長さは30cm以上ありましたが着用できるように修理できました

 

大きな破れのミシン縫製は

・裏地を解く

・裏に革を当てて接着

・ミシン縫製

・裏地を戻す

となり着用できるよう強度を確保しますが

工数と時間で費用もかかる修理となります。

 

そのため費用を抑えたい・ステッチ線が出ないようにしたい

などの場合で接着修理のみをご希望の場合 修理が可能であれば

対応することもできますがミシン縫製のような強度は取れないので

ご了承をいただき承っています。

 

Before  ポケットにかかって大きく破れていました

After 破れた線はぴったり合いましたので目立たなくできました

 

ポケット周りを接着のみで修理する場合は

破れた箇所のポケットは修理しても元の強度はないので

なるべく使わないほうがいいことを先にお伝えしています。

 

袖口がすりきれた場合の修理

長いご使用などで袖がすりきれた場合は革そのものを直すことはできません。

そのため革をパイピングのように袖口にぐるりと巻いて縫製し覆い隠すと共に

強度を確保する方法となります。

 

Before この状態になると革そのものを修理できません

After 染め直し後 革を巻いて縫製しました

 

いかがでしょうか

感じも合って雰囲気を損ねることはありません。

 

Before

After 黒以外の色は近い色の革を使用します

   多少色は違いますが両袖なので目立つことはありません

 

破れたり穴が開いたまま長く放置していると革が縮んだり劣化して

破れた線が合わなくなることがあります。

 

修理は傷みが少ない内が仕上がりもよくでき

費用を抑えることができます。

修理をご検討の方は早めのご依頼をおすすめいたします。

 

バッグ  かばん 財布 靴 革ジャン 革衣類など革製品の

修理 補修 染め直し 縫製やファスナー交換を承っています。

エナメル素材も対応いたします。

 

革のことならお気軽に 

革研究所 世田谷店にお問合わせください。

 

東京都世田谷区新町2-17-9

TEL:03-6426-8548

info-setagaya@kawa-kenkyujyo.net

 

ご来店は13-18時で承っております。

事前にご都合を連絡していただけますようお願いいたします。

定休日:火曜日

革修理対応製品

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店舗情報

革研究所 世田谷店

代表者 酒井 大亮
所在地 〒154-0014 東京都世田谷区新町2-17-9
※ご来店の際は事前にご連絡下さい。
TEL 03-6426-8548

対応エリア
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