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2024/01/15

【Louis Vuitton ベルト修理】 ルイ ヴィトン サンチュール ベルト キズの目立つバックルを再メッキ加工してきれいにしました

こんにちは

革研究所 世田谷店です。

 

ルイ ヴィトン サンチュール ベルトのご紹介です。

大型のバックルですが経年とご使用でシルバーメッキのキズやすれが目立ちます。

使用感が気になるので再メッキしてきれいにしてほしいとのご依頼をいただきました。

 

Before 大きいバックルでヨコ85mm タテ55mmになります

  

After 

Before 外枠はシルバーメッキ 枠内はメッキ部分とツヤの少ないマットな

     部分がありました

After 枠内も再メッキしました

    輝くロゴ部分とマットな部分の感じは維持しています

Before マットな部分には黒い腐食がありました

After 腐食はなくなりました

Before 裏面を見ると長く使われてきた使用感が分かります。

After ホーニング加工してツヤ感を合わせました

 

After この角度で見るとメッキの光沢感がよく分かります

 

ルイ ヴィトンにはいろいろなベルトの種類があるので修理のご依頼品の

バリエーションも多いのですが初めて拝見するベルトでした。

サンチュールというシリーズの「ジーンズ」と呼ばれるタイプだそうで

大きなバックルで幅85mm縦55mmもあり重さもあります。

革のベルト幅も45mmとなりまさにジーンズ用に作られたものだと思います。

 

外枠はシルバーメッキで額縁のようになっており

枠内は文字や人物像も配置されており立体的になった凝った作りでした。

図柄はルイ ヴィトンの1930年代の広告をモチーフにしてあるそうで

ベルトのバックルとしてはインパクトがあります。

 

状態はといいますと経年とご使用で外枠部分は特にキズが多く

枠内も腐食した箇所があり全体的に使用感がありました。

重さがあるため着脱の際など当たってキズがつきやすいこともあります。

 

バックルは体の中心にくるのでこの大きさでメッキの輝きが失せて

キズがあると人目にも触れるので目立ってしまいますよね。

 

お客様は修理できる業者を探されたそうで当方のルイ ヴィトンのバックルの

再メッキ修理のブログをご覧になってお問合わせをいただきました。

 

お持ちいただいた際凝った造りでシルバーメッキの部分とそうでない部分が

あるので全部を同じようにできないと思われたそうで

外枠のシルバーメッキ部分のみの再メッキでいいとのことでしたが

枠内も再メッキは可能で

・ルイ ヴィトンの筆記体のロゴなどの輝いた部分

・人物像などのマットな部分

など全く同じにはできませんがオリジナル感は残せるよう再メッキしますので

その仕上がり感を先に説明してご了承をいただき進めました。

 

外枠の側面も再メッキしています。

Before

After

 

再メッキの工程としてキズや打痕など研磨してならす下地処理をします。

浅いキズなどは研磨で無くせますが深いキズや打痕などあまり研磨をしすぎると

形が変わる場合があるのである程度までとなります。

上記はありますが再メッキで新しいメッキの膜ができるとおおむね目立たなくできます。

 

シルバーメッキですがいろいろな種類がありますがバックルなどの場合は

「ロジウムメッキ」となります。

ロジウムメッキは美しい光沢があり変色しにくく耐久性もあるので

日常使いで「すれる・当たる」などの製品にはキズが付きにくいので適しています。

 

再メッキをすると新品時と同じような輝きに戻すことができます。

キズも目立たなくなり図柄のコントラストもはっきりしてきれいに仕上がりました。

おしゃれにとって大事なベルトですのできれいな輝きだと気分よく

お使いいただけます。

 

お客様にも仕上がりをご覧になってたいへん喜んでいただくことができました。

ご遠方よりお越しいただきましたがご依頼ありがとうございました。

 

ルイ ヴィトンのサンチュールで別なタイプの再メッキ事例

よくいただくデザインのものになります。

すれてメッキがはげた箇所やキズも多く状態はよくありませんでしたが

ここまできれいに再生できます。

Before

After

 

いかがでしょうか。

同じものとは思えないほどきれいにできました。

再メッキをすることで輝きも戻り新品時と同じような状態まで再生できます。

 

ベルト以外にバッグの金具や小物の再メッキも承っています。

再メッキをお引き受けできる条件として金属単体でお渡し

いただけるものとなります。

キズや劣化が気になる金具や金属小物がありましたら

お気軽にお問合わせ下さい。

 

バッグ  かばん 財布 靴 革ジャン 革衣類など革製品の

修理 補修 染め直し 縫製やファスナー交換を承っています。

エナメル素材も対応いたします。

 

革のことならお気軽に 

革研究所 世田谷店にお問合わせください。

 

東京都世田谷区新町2-17-9

TEL:03-6426-8548

info-setagaya@kawa-kenkyujyo.net

 

ご来店は13-18時で承っております。

事前にご都合を連絡していただけますようお願いいたします。

定休日:火曜日

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