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2024/04/01

【Balensiaga バッグ修理】 バレンシアガ シティ バッグ 色あせたバッグの染め直し 持ち手の傷み 修理

こんにちは

革研究所 世田谷店です。

 

バレンシアガ シティ バッグのご紹介です。

素材はツヤ感がある表面加工がされた革で柔らかいラムレザー製となります。

経年と長いご使用で色は黒ですが色あせてしまいグレーっぽくなっていました。

持ち手の傷みやすれ・色はげも目立つので修理してきれいにしてほしいとのご依頼です。

 

Before 

After  

Before 色が抜けてグレーっぽくなっていました。

After  

Before パイピングではないタイプです。

     角は柔らかい革なのですれて色がはげていました。

After   

Before  

After 

Before  

After    

Before 裏面は体にあたってすれるので色はげが目立ちます。

After

Before   

After

Before 使用の長さが分かる部分 硬いコバ樹脂がはがれて芯材も劣化していました。

After はがれた箇所を接着してコバ樹脂を再生しました。

Before  シティのバッグによくある持ち手の傷み

     巻いてある紐が長いご使用ですり切れてほつれています。

After バッグに付いている長いフリンジの革を代用して巻き直ししました。

    コバの樹脂も再生しています。

    革の質感も合い耐久性は上がるので長く使えるようになりました。

 

バレンシアガのシティのバッグは発売されてから20年以上経つシリーズだそうです。

いろいろなサイズ・バリエーションがあるそうで修理のご依頼をよくいただきますが

多いのはやはり黒い色のバッグとなります。

 

素材はラムレザー製で光沢感が出るような表面仕上げのものとなります。

柔らかい革ですので持ちやすさ・使い心地はいいのですが経年していくと

表面加工が劣化してツヤがあせシワやひび割れた感じになっていくようです。

ご依頼のバッグも色が抜けてしまい角のすれやコバ面の樹脂のひび割れや欠損もあり

使用感が目立ちます。

またシティのバッグの持ち手でよくある傷み方として巻いてある紐がすれて糸が切れた箇所があり

全体がほぐれたような感じになっていました。

一目でブランド品だと分かるバッグだと人目にも触れるので

さすがにこの状態までになると使いずらいと思います。

 

お客様はサイズ感もよく気に入っているので修理しようと業者を探されたそうで当方の

バレンシアガのシティの修理事例のブログをご覧になってお問合わせをいただきました。

 

このような場合の修理ですが

・全体のすれ・色はげを染め直しして改善する

・コバ面の樹脂の再生

・持ち手の傷んだ紐の交換・コバ面の樹脂の再生

となります。

 

まず最初に持ち手の修理を行います。

使用されている紐ですがそのものを直すことができません。

同じような丸紐に交換することができますが紐ですと繊維となり耐久性のある素材ではありません。

バッグを支える持ち手なのでご使用でまた同じようにすり切れていくことが考えられます。

そのため当方ではお客様のご了承をいただきバッグに使われている長いフリンジの革を

代用して巻き直す方法で修理を行っています。

バッグに使われている革と同じ革ですので雰囲気も合い新品ではないので革の感じも合います。

Before

After 平紐なので凸凹感は出ませんが手になじむ持ちやすさになります。

    革なので耐久性もあり長く使えるようになります。

    紐の下のコバ面の樹脂も傷んでいるので再生しました。

    見映えも格段によくなります。

 

持ち手の修理が終わるとバッグ本体・ショルダーストラップの染め直しの修理を行います。

工程として

●クリーニングしてしっかり汚れを落とし持ち手は染み込んだ皮脂を脱脂処理する

●ツヤ感の残っている表面加工部分を軽く研磨して塗料の密着性を上げる

●装飾の革のパーツやショルダーストップのコバ面・根革の傷んだ箇所の樹脂の再生

 はがれた樹脂の部分は芯材も傷んでいて接着してから樹脂を再生するので

 時間がかかります。

●非施工面をマスキング処理

●革の補修溶剤を浸透させてすれ・革質を改善する下準備

●黒い顔料(油性)を塗布して色を均一にする染め直し

●仕上げに色止めとツヤ感の調整のクリアー塗装

となります。

 

シティのバッグは作りの手が込んでいるので修理する箇所が多い場合

通常のバッグの修理より手間がかかるのでその分時間のかかる修理となります。

 

今回も同様でしたが染め直しですれていた箇所も目立たなくなり黒い色もはっきりしました。

くたびれた感じになっていたバッグですが使用感も薄れましたのでまた気分よくお使いいただけます。

きれいに仕上がりましたのでお客様にもたいへん喜んでいただくことができました。

ご依頼をいただきありがとうございました。

 

状態によってさまざまな修理の方法をご提案いたします。

傷みが少ない内が仕上がりよく費用も抑えることができます。

傷み始めたら早めの修理をおすすめいたします。

 

バッグ  かばん 財布 靴 革ジャン 革衣類など革製品の

修理 補修 染め直し 縫製やファスナー交換を承っています。

エナメル素材も対応いたします。

 

革のことならお気軽に 

革研究所 世田谷店にお問合わせください。

 

東京都世田谷区新町2-17-9

TEL:03-6426-8548

info-setagaya@kawa-kenkyujyo.net

 

ご来店は13-18時で承っております。

事前にご都合を連絡していただけますようお願いいたします。

定休日:火曜日

革修理対応製品

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店舗情報

革研究所 世田谷店

代表者 酒井 大亮
所在地 〒154-0014 東京都世田谷区新町2-17-9
※ご来店の際は事前にご連絡下さい。
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東京都世田谷区近隣エリア

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