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2022/01/28

【Gucci 財布 修理】 グッチ 財布 すれて角に開いた穴を修理して目立たなくしました

こんにちは

革研究所 世田谷店です。

 

グッチ シマレザー 長財布のご紹介です。

長いご使用で折れ曲がり部分や角に穴が開き目立つので

修理してほしいとのご依頼です。

 

Before 

After 外周全体に雰囲気の合う丈夫な革を巻いて縫製しました。

Before 

After

Before

After

Before 折れ曲がり部分がすれて穴が開き白い芯材が出ていました。

     部分的ではなく外周全体を革巻きして覆い隠し縫製します。

After 穴の開いた箇所は見えなくなり新しい革なので強度も上がります。

Before 角・折れ曲がり部分の穴開き

     柔らかい革なので当たる部分はすれやすいです。

After どちらも革巻きで目立たなくなりました。

Before

After

Before

After 新しい革でしっかり覆いました

 

グッチのシマレザーの財布になります。

シマレザーの「シマ」とはイタリア語で最上級を表すそうでグッチのブランドロゴの

GGマークが型押しされた凝った製法で上質なカーフレザーが使われています。

型押しの凸凹もはっきりしているので陰影も大きく一目でグッチだと分かるので

お持ちの方をよく見かけます。

 

ご依頼の財布ですが本体はすれなどはあるもののさほど傷んでいませんでしたが

折れ曲がりの革がすれて欠損しており角はピンポイントで穴が開いて

白い芯材が出ていました。

 

原因として三つ折りの財布で収納力がありその分お金やカードなど

たくさん入りますが重みが出るので角などすれる部分に

負荷がかかってしまうのでどうしても傷んでしまいます。

素材が柔らかいカーフレザー製ということもあります。

 

財布の修理で多い内容の一つが小銭やカードをたくさん入れ

重くふくらんだ状態で長く使っていてどこかに傷みが出たものとなります。

 

お客様は使いやすく気に入っているので修理できる業者を探され

当方のグッチの財布の修理ブログをご覧になってお問合わせをいただきました。

 

このような場合修理する方法として二つあります。

 

【部分的な穴埋め・・・樹脂】

①穴を樹脂で埋めて目立たなくする

 小さい穴や箇所が多くない場合に行うことが多いです。

 革ではありませんので触感などは変わりますが丈夫なので

 ピンポイントの修理では有効です。

 

穴が開いて進行し広がった角を樹脂で埋めた修理の事例 

ボッテガ ヴェネタ 財布

Before

After 樹脂で埋めた後パイピングの丸い形状に整えます。

Before

After

 

ピンポイントの穴やパイピングなど本体と分かれた仕様の傷みには

有効な場合が多いです。

 

ご依頼のグッチの財布は傷んだ箇所も多く革が柔らかいこともあって

開いた穴の箇所を樹脂で埋めても使っていくと今は問題ない角も

いずれ同じようになる可能性が考えられます。

 

そのため部分補修ではなく全体補修で

②外周にコの字型で挟むように革を巻く縁巻き革 縫製

という方法をご提案しました。

 

縁巻き革を縫製することで傷んだ箇所は覆われるので見えなくなり

角は新しい革で角全面がガードされるので耐久性は上がり丈夫になります。

巻いた革は見えるのでオリジナルとは変わりますが合うような色の革で

外周全体を均一に巻いて覆うので雰囲気を損ねることはありません。

 

お客様は気に入っている財布で長く使いたいので見た目は少し変わっても

耐久性があるほうがいいとのことで②の縁巻き革当て縫製を行いました。

 

縫製で使用する革ですが耐久性を考えカーフレザーではなく

丈夫な牛革を使用しています。

こげ茶ですので色の差異は少なく革の感じもおおむね合わせることができます。

 

縁巻き革ですが財布を分解したりせず縫製できますので費用も抑えることが

できます。

三つ折り財布で長さはありましたが外周全体が額縁のフレームのように

均一な幅で縫製でききれいに仕上げることができました。

新しい革ですので丈夫さも出ています。

雰囲気もさほど変わらず気になっていた箇所は改善できましたので

気分も新たにまた長く使っていただけます。

 

お客様にも仕上がりをご覧いただきたいへん喜んでいただくことができました。

ご依頼をいただきありがとうございました。

 

バッグ 財布 革ジャケットなど

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革研究所 世田谷店にお問合わせください。

ファスナー交換 バッグの持ち手の作成・交換など縫製修理も承っています。

 

東京都世田谷区新町2-17-9

TEL:03-6426-8548

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定休日:火曜日

革修理対応製品

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