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2024/08/01

【Cartier ベルト 修理】 カルティエ ベルト はがれたバックルのメッキの再生 

こんにちは

革研究所 世田谷店です。

 

カルティエ ベルト バックルのご紹介です。

経年と長いご使用でキズが多くありましたがバックルのピンが当たる箇所の

メッキがはがれてしまい真ちゅうの下地が出ていました。

はがれていない箇所との段差もありこのままでは使うことができないので

再メッキ加工できないかご相談をいただきました。

 

Before  

 

Before メッキですが長いご使用ですれたり薄くなっていきますがご依頼のバックルは

     ご使用でメッキの膜が浮いてきて少しづつはがれてきた状態でした。

After  

After   

Before 裏面もベルトのピンの当たる位置から広がっていました。

Before    

After   

Before  メッキがはがれて箇所とはがれていない箇所は段差がありました。

After メッキをすべてはがした後研磨して下地をならし再メッキ加工をしました。

    跡も残らずきれいにできました。

After

    

 

ベルトのバックルのメッキはがれやキズをきれいにしてほしいとのご依頼をよくいただきます。

多いブランドは「エルメス」「ルイ ヴィトン」「カルティエ」となります。

 

内容はクリーニングや磨いてキズを目立たなくしてほしいとのお問合わせが多いです。

ご自分で市販の金属磨きを使って磨いたところキズが取れないので繰り返したところ

メッキの膜が薄くなって下地の金属が出てしまいかえって状態が悪くなってしまい

修理をご依頼いただくケースもあります。

 

メッキですが下地の金属にメッキの層が乗っているので「磨き」作業では

改善することができず修理は現状あるメッキの層を磨いて密着性を上げ

再メッキ加工を上から施してして新しいメッキの膜を作る方法となります。

 

ご依頼のバックルですが経年と長いご使用でキズはそれなりにありましたが

ベルトを固定するピンが当たる位置の周りのメッキがはがれて部分的になくなっており

広がっている状態でした。

はがれた原因はメッキの膜の密着に難があり定着していないので少しずつはがれてきた

ものでした。

お客様は使うことができないので修理できないかと業者を探されたそうで

当方のカルティエ バックルの再メッキの修理ブログをご覧になってお問合わせをいただきました。

 

再メッキ加工ですが経年やご使用でついたキズや打痕がある場合

下処理として「研磨処理」をしてキズをならした後再メッキ加工となります。

深いキズなどがある場合あまり研磨をすると形が変わる可能性もあるので

ある程度までとなりますがおおむね目立たなくできます。

 

今回ご依頼のバックルはご使用によるキズに加え元のメッキの膜が下地の金属に

完全に密着しておらずすれて薄くなった箇所から少しずつはがれてきた状態でした。

 

このような場合ですが研磨作業では付いた段差をなくすことはできず見た目は難がない箇所も

同じようにメッキが密着していない可能性があるのでメッキの膜をすべてはがす必要があります。

 

塗料による塗装などの場合は剥離することができますがメッキの場合は難しく

方法として「サンドブラスト処理」を行いメッキのはがれた箇所とそうでない箇所の際から

少しずつメッキを浮かすようにしてはがす下処理が必要となります。

 

はがれたとはいえ強固なメッキ膜ですので全体をはがすとなると

手間と時間のかかる作業となります。

そのため通常の料金に加え「剥離代」がかかるかたちになります。

 

はがす作業ですがカルティエのロゴの凸凹やエッジ部分の角ばったデザインなど

サンドブラスト処理で多少線が甘くなる場合がありますので事前に仕上がり感を説明して進めます。

 

サンドブラスト処理で現状のメッキをはがした後再メッキ加工を行います。

シルバーのメッキはいろいろ種類がありますがベルトのバックルなど使用上耐久性を

求められるものの場合「ロジウムメッキ」を行います。

 

特徴として変色せず堅牢で耐摩耗性があるのでキズが付きにくくバックルなどの

日常すれる・当たるなどのアイテムには適しています。

 

●サンドブラスト処理

●研磨処理

●ロジウムメッキ

を行いましたので付いたキズや段差も目立たなくなりきれいに仕上がりました。

 

再メッキ加工を行うと新品時と同じような輝きまで戻すことができます。

ベルトは体の中心に来て人目にも触れる箇所なのできれいな輝きだと

気分よくお使いいただけます。

お仕事の場ですと一層です。

 

お客様は使うことを諦められていたそうですが仕上がりをご覧になって

見違えるほどきれいになりましたとたいへんご満足をいただくことができました。

ご遠方よりご依頼をいただきありがとうございました。

 

ベルトは洋服と違い基本的なデザインや仕様は変わらないアイテムです。

●メッキがくすんでいる・腐食がある

●革の部分のサイズが合わなくなった

などで使えなくなってしまいこんだものをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

●再メッキ加工

●ベルトの長さ調整

●縫製修理

などの対応を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。

 

バッグ  かばん 財布 靴 革ジャン 革衣類など革製品の

修理 補修 染め直し 縫製やファスナー交換を承っています。

エナメル素材も対応いたします。

 

革のことなら

革研究所 世田谷店にお問合わせください。

 

東京都世田谷区新町2-17-9

TEL:03-6426-8548

info-setagaya@kawa-kenkyujyo.net

 

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事前にご都合を連絡していただけますようお願いいたします。

定休日:火曜日

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